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2009年6月13日 (土)

銀漢の賦/葉室麟

銀漢の賦(ぎんかんのふ)/葉室麟(はむろりん)
銀漢とは天の川のことで、賦は説明しにくいけれど、早春賦の賦と同じ意味かな。
主人公はのちに白く輝く天の川を眺めながら、銀漢=白髪頭の漢(おとこ)のことだと思うのですが。。

日下部源五、岡本小弥太(のちの松浦将監=しょうげん)、笠原村の十蔵、身分が違う3人の友情を軸に、物語は現在と過去を行き交います。涙を誘う場面もあり、です。

上役が(思い通りに動かない配下であることを、知らなかったのである)という源五が主人公ですが、話の筋は将監の方にあります。

前半では(あの日、小弥太の生き方は決まったのだ)という場面が、後半では源五と将監の計画が……ばれちゃってる?、で、計画がうまくいくのか否かの場面が山場でしょう。
腕の立つ剣士も登場しますし、藩主の側室となった志乃の恋心は誰にあったのかは、永遠の謎…など切なさもちらり。その中で脇役の源五の娘婿(むこ)にあたる津田伊織は3枚目的存在。むふっと笑えます。

ドラマで見たいなあと思う話です。この手の話は好きなので、一日完読。

同じ作者の「秋月記」も(あの時、わたしにほんのわずかな勇気があったら、妹は死なずにすんだかもしれぬ)という気持ちを引きずった小藩の武士のお話で、策謀合戦?です。こちらは仲間が+6人。一日完読しました。両方面白かったですけど、銀漢の賦の方にやや軍配あり、です。

ところで、
今、話題の村上春樹の本はまったく読む気がなかったのですが、(そこまで面白いのかしら、と思いつつ)騒ぎに便乗して先々週末に予約していました。もちろん図書館にです。1年は待つでしょうね、という順番でしたsweat01 記事に書くのにあたって、今日現在の予約件数は、はてさて、どのくらいだろうと見ると、す、すごいわ・・wobbly 間違いなく今年の大ヒットbookでしょう。

 
 

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コメント

今、話題の村上さんの本、読んでおかないとダメかしら・・・と私も思ってましたcoldsweats01
図書館に予約しても、手元に届くのはかなり先のようですね。

投稿: 紫音 | 2009年6月13日 (土) 23:44

紫音さんへ
「1Q84」は今、下巻しか見あたらない本屋さんもありますが、自分のものだったら先に買っておくことも出来ますよね。
でも、
図書館で予約するのには、下巻の方が先にならないように、あまり間隔が開かないように、ちょっとだけ頭を使うんですよcoldsweats01

これだけ売れていたら、中古市場にもいっぱい流れそう。。moneybag村上さま、さまですね。

投稿: マーチ | 2009年6月14日 (日) 06:43

 
「銀漢の賦」がドラマになりますよ。
MHK総合テレビ木曜時代劇「風の峠~銀漢の賦~」2015年1月15日20時から連続6回放送。
出演は中村雅俊、柴田恭平、桜庭ななみ、中村獅童、麻生祐未、吉田羊他 楽しみです。

投稿: ひろ | 2014年10月28日 (火) 11:26

ひろさんへ
好きな作品の一つです。楽しみですね。

投稿: マーチ | 2014年10月30日 (木) 17:32

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