あした咲く蕾(つぼみ)/朱川湊人(しゅかわみなと)
この作家の本は初めて読みました。ホラー作家だそうですね
と言っても、この本は「鉄道員(ぽっぽや)/浅田次郎」のような不思議で切ないお話の短編集。読みやすい本でしたよ。
新聞マンガのフクちゃん・タメゴロー・スプーン曲げ・ムーミンにトッカーン、進めーっ!(っていう亀のアニメあったよなぁ)など懐かしい昭和のにおいもします。
・あした咲く蕾 叔母は関西弁のちょっと性格の悪い天使だった
・雨つぶ通信 11歳の弘美は雨の日に奇妙な声が聞こえるのだが、母には信じてもらえず…
・カンカン軒怪異譚 魔法の中華鍋で騒々しくチャーハンを作る関羽似のおばちゃん
・空のひと 「永遠にエリが好きだ」と言った「空のひと」
・虹とのら犬 十歳の夏に出会った薫子のおかげで
・湯呑の月 明恵おばちゃまとあの夜見た湯呑の中に浮かんだ小さな光は
・花、散ったあと フカシマンと呼ばれた腐れ縁の貴明+トッカンババーの話
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コメント
この短編の中で、やはり一番に読みたいのは本のタイトルと同じもの。
関西弁の天使なんて見て見たいです
短編集を読むときは、やはり最初のページから順番に読まれますか?
投稿: 紫音 | 2009年11月21日 (土) 23:25
紫音さんへ
関西弁の天使は(なんでこんなに偉そうなんだ?)という場面もありましたが、優しいひとでしたよ。
短編集も最初から順番に読みま~す。
投稿: マーチ | 2009年11月22日 (日) 07:50