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2010年7月23日 (金)

逃げ水半次 無用帖/久世光彦

1 江戸怪盗記/池波正太郎
2 鰹千両/宮部みゆき
3 夜鷹三味線/村上元三
4 夜の橋/沢田ふじ子
5 めんくらい凧/都筑道夫
6 三本指の男/久世光彦
7 三つ橋渡った/平岩弓枝

上記の「情けがからむ朱房の十手」は、鬼平犯科帳にも登場していた「妖盗葵小僧」の別の角度からの物語、そして、「初ものがたり」、「御宿かわせみ」などの中から選ばれた捕り物が載っている文庫本です。
この中の「三本指の男」を読んで、主人公・半次のトラウマがとっても気になり、「逃げ水半次 無用帖」を借りてきたわけです。この手の本は知らない作家さんに出逢えます。

さて、
「逃げ水半次 無用帖」は超イケメンなのに暗い焔(ほのお)が揺れて立つ、無用の男半次が、岡っ引きの娘小夜とともに挑む難事件の数々…。連作短編集です。

作者の久世光彦(くぜ てるひこ)さんは、『寺内貫太郎一家』、『時間ですよ』などの演出・プロデューサーですね。

母が桜の枝からぶら下がっていた。半次は泣いた。・・・・・そのとき、大きな掌(て)が半次の肩を抱いた。
「あんな恐ろしい花吹雪を、あたし(半次)は今日まで見たことがない」 
また、母の叫んだ「いかないで!」という言葉もトラウマの一つになっているのですが、何しろ、3歳のときのことだったので、半次にとっても謎だらけなんです。難事件の謎解きもそれなりにおもしろいんですけど、やはり借りてきた目的はこっちの謎解きですものね。
読み進むと、最終章の「恋ひしくば」で、先ほどの掌の主が誰であるのかなどが解明されます。その後どうなったかは?のまま終わっちゃったのはちょっと残念だったなあ。

(ぼやき)この本にしばしば出てくる漢字「兎に角」。うさぎにつの?文脈に合わないでしょ。あら?「兎も角」?
なんだ、「ともかく」か、とわかるまで時間を要しましたよcoldsweats01

・童は嗤う
・振袖狂女
・三本指の男
・お千代の千里眼
・水中花
・昨日消えた男
・恋ひしくば

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コメント

「ともかく」(メモメモcoldsweats01)、マーチさんのところで漢字の勉強してますhappy01

「寺内貫太郎一家」、「時間ですよ」見てましたtv今、この類のホームドラマないですよねぇthink


投稿: 紫音 | 2010年7月23日 (金) 21:29

紫音さんへ
ホームドラマといえばflair 一週間ほど前から「ゲゲゲの女房」見出しましたsign01 人の顔と名前が覚えられないたちで、「ねぇ、新参者に出てた息子役と、水木しげる役、同じ人?」って聞いたりしてcoldsweats01
今までその時間帯ラジオだったんですけど、見忘れたら他の時間帯にやってますものね、なんとか続けて見てます。

投稿: マーチ | 2010年7月23日 (金) 22:27

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