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2011年2月 4日 (金)

影法師/百田(ひゃくた)尚樹

主人公は元下士だったが、今は筆頭国家老となった名倉彰蔵(戸田勘一)。主題はどうやってそこまで上り詰めたのかのお話ではなく、やはり友情でしょう。それなのに、なぜ影法師sign02 表紙には、The Shadowの文字まであります。

「まことの侍の子が泣くな」幼い頃、目の前で父を失った勘一は、同い年の磯貝彦四郎の発した言葉に支えられ、その言葉を一度たりとも忘れたことはなかった。その彦四郎は文武両道で、いかなることもたいして励むことなく易々とやってのける男だった。二人は、刎頸(ふんけい)のちぎりをかわす。
しかし、彰蔵は、20年ほど前に出奔した彦四郎が二年前に労咳で、貧しい部類に入る町人の長屋で亡くなっていたことを知る。この二人の命運を分けたものは?

藩校の同輩5人や、大坊潟の干拓と藤沢周平の風の果てが思い浮かぶ設定ですが、表題に納得できる、最後の30ページほどには胸が打たれましたweep

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コメント

「刎頸」(ふんけい)って初めて聞きましたcoldsweats01
意味を調べてみなきゃdash

投稿: 紫音 | 2011年2月 5日 (土) 19:42

紫音さんへ
意味、調べましたかsign02 こういう友だちなどあり得ない、なんて思ってはいけませんよ~、物語の中には存在するんですから、ねpaper

投稿: マーチ | 2011年2月 6日 (日) 17:42

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