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2013年5月28日 (火)

蛍草/葉室麟

表題の蛍草とは露草のことです。
露草は万葉集には月草と記され、俳諧では蛍草と呼ぶそうです。

風早一之進の家で下働きをする菜々が主人公ですが、蛍草は一之進の妻、佐知のことでしょう。

佐知の言葉が、印象に残る本でした。

蛍はひと夏だけ輝いて生を終えます。
だからこそ、けなげで美しいのでしょうね。
ひとも同じかもしれませんね。

女子は命を守るのが役目であり喜びなのです。

月草の仮なる命にある人を
いかに知りてか後も逢はむと言う
(露草の儚さにたとえわたしには仮初めの命しかないことを知らないのだろうか、後に逢おうとあの方は言っているけれど)

菜々の敵役以外は、いい人ばかりが出てきます。
敵方といえども憎めなかったりね。
どうしてもこういったお話が、気に入ってしまいますわ。

登場人物は、葉室麟さんの本にしては、軽いのりの人が多かったように思います。

菜々に思いを寄せる従兄の宗太郎、
菜々のお金で60本のだんごを平らげた、だんご兵衛こと剣術指南役の壇浦五兵衛、
どくろ模様の羽織を着る質屋の主、ほねこと舟、
死に神先生こと椎上節斎、
駱駝(らくだ)のような湧田の権蔵

菜々の父は濡れ衣で切腹していたのですが、その仇討ちが主筋で、物語は爽快に描かれています。

このお話、1回目の放送はすでに終わっていますが、ラジオ第1放送でオーディオドラマとして放送されています。
6月30日までの 毎週日曜 19時20分~19時50分
【出演者】 西田敏行 竹下景子

[追記]
ラジオ深夜便
6月23日(日)午前0時台と1時台(22日(土)深夜)
オトナの生き方は葉室 麟さんです。「時代小説にこめる想い」

こちらは当日聞けなくても、ラジオ深夜便のストリーミングサービスで8/12まで聞けます。
http://www.nhk.or.jp/shinyabin/jyoyou.html#inkyo2

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
今日の散歩道での撮影です。
夏の準備。市民プールはお手入れ中でした。
201305281 201305282

中:露草は見かけませんでしたが、こちらはホタルブクロだと思います。
201305283 201305284 
今日の火曜市、きゅうりが6本で95円でした。もちろん買ってきました。
隣り合わせた人が、こんな値段でいいのかしら?って、おっしゃっていました。
福島産でした。
ほんとに、こんな値段でいいのかしら?って思います。

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コメント

蛍草=露草なるほど~think
散歩道にホタルブクロが咲いているんですね、
最近、露草もですが、ホタルブクロも見たことがありません。
さすがに、ホタルflairはいませんよねsign02

投稿: 紫音 | 2013年5月30日 (木) 09:58

紫音さんへ

このホタルブクロは舗道の花壇で見つけました。(写真後ろの白いラインは横断歩道)
ほどほどに都会なので、田んぼや畑もまだまだあります。
露草も時期になれば見られます。蛍はいないと思いますよ。
でも、鶴岡八幡宮の源平池では見られるみたいなので天気次第ですが、行ってみたいと思っています。
http://news.hachimangu.or.jp/dispdtinfo.asp?prm=&M_ID=155&C_ID=3

投稿: マーチ | 2013年5月30日 (木) 19:59

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