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2013年11月25日 (月)

もう一枝(いっし)あれかし/あさのあつこ


短編集です。
・甚三郎始末記
・女、ふたり
・花散らせる風に
・風を待つ
・もう一枝あれかし

表題の「もう一枝あれかし」が一番よかったかな。

夫の笠井絞十郎の方が、よほど器用だ。――戯れに活けた花木の一枝、二枝がすっきりと形を整えて見事だったリする。
「もう一枝あれかしと思う。そういう活け方がいいのではないか。おまえは一分の隙もなく活けようとするから、花そのものを損なうのだ」
藤江はその案配が、どうにも掴めない。

紋十郎の上司で烏帽子親の宗形一之進の切腹。藩金に手をつけたという噂。

キーワードは「もう一枝あれかし」と宗形の妻の「男はなぜもこう散り急ぐのでしょうねえ。男の死によって、女は生に繋ぎとめられる」でしょうか。
思いも寄らぬところに収まったかな、というお話しでした。

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コメント

同じ名前の女優さんがいるから作者名がひらがななのかな?

投稿: 紫音 | 2013年11月25日 (月) 22:12

紫音さんへ
それもあるかも知れませんが、児童向けの本も書いているからかもしれません。

投稿: マーチ | 2013年11月26日 (火) 12:28

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