« 茅ヶ崎里山公園 | トップページ | 遠州の桜めぐり »

2014年3月29日 (土)

死神の浮力/伊坂幸太郎

千葉は、情報部から対象となる人間を教えられ、一週間、調査を行う部署に所属している。調査後、その人間に死を与えるべきか否かを判定し、報告する。調査結果が「可」であれば、その翌日、つまり調査開始してから八日目にその人間は死ぬ。今回、担当するのは山野辺遼だ。

アメリカでは二十五人に一人は、良心を気にしない脳みそを持っているらしいが本当か?

小説家の山野辺遼と美樹夫妻の一人娘は、本庄崇(たかし)に間違いなく殺害されていた。
その本庄崇に無罪判決が出る。

夫妻は復習を企てるのだが、良心を持たない本庄は手強い。
本は、一日目、二日目と小見出しが続いていきます。
本庄の登場場面は少ないので、「やなやつだな」という感情もそんなには湧いてきません。
むしろ、千葉のトンチンカンなところがおもしろい。

おまえはお化け屋敷が怖くて、入り口の前でしゃがみ込んでいてな
じゃあ、俺が先に行って、怖いかどうか見てこよう
あれと同じだと思ってな

先に行って、怖くないことを確かめてくるよ

いつか自分にも死ぬ時が来るけど、それはそれほど特別なことではない、と思えたというか。恐ろしいことではないというか。自然なことに思えた。

親ってのは、子供の人生が無事でありますように、と思わずにはいられないんだよ。
子供がつらいことや怖いことに出会わず、平和に生きてくれないか、と願っている。

こんな文章にweep
私だって、そう思っていますよ。私の親だってそう思っていたんじゃないかな。すでに、向こう側に行っていますけどね。

ドラマか映画で見たいと思った本でした。

|

« 茅ヶ崎里山公園 | トップページ | 遠州の桜めぐり »

コメント

この作品の前作「死神の精度」は映画で見ましたslate
千葉役の俳優さんが大好きなのでheart04
この作品も、続編で映画になるとうれしいんだけど。

投稿: 紫音 | 2014年3月30日 (日) 18:12

紫音さんへ
まあ、映画になっていたんですね。これも映像に向きそうな話だったんで、なるといいのですが。
好きな作家さんのひとりですが、人気があって、(図書館で)順番がなかなか回って来ないんですよ。

投稿: マーチ | 2014年3月30日 (日) 20:10

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 茅ヶ崎里山公園 | トップページ | 遠州の桜めぐり »