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2015年1月 6日 (火)

心中しぐれ吉原/山本兼一

物語は一人称で書かれていますが、読みやすいと思います。

蔵前の札差「大口屋」の主、文七の女房のみつは、不忍池の出会茶屋で役者と心中した。
文七は、殺されたと確信を持つが、調べれば調べるほど、状況は心中という方向にいく。

表紙は、やはり一人称で登場する吉原・松葉屋の花魁瀬川でしょうね、前から見た姿、背表紙は後ろから見た姿が描かれています。
文七は女房に対してもheart04ですが、瀬川に対しても heart04 なんです。

疼き
痛み
裏切り
棄捐令(きえんれい)
極楽の村
激痛
人間界
終章 甘露のしぐれ

章のタイトルを見てもわかるように、明るいお話ではないです。
殺人だとすると、犯人がいるわけで、先が気になるわけですが、本のページ数が少なくなるに付け、気になることがもう一つ。物語が完結しているのか、と言うことです。

作者は2014年2月に亡くなっています。
本の発行日は2014年10月18日。

内容は書きませんが、ちゃんと完結していることだけお伝えしておきます。

「火天の城」「利休にたずねよ」の作者です。
つくづく残念です。

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コメント

上村松園などの日本画が好きなので表紙に目がいきましたhappy01なるほど、裏表紙は後ろ姿なのですねnote
「利休にたずねよ」の作者さんでしたか、未読ですが映画は見てみたいと思っています。

投稿: 紫音 | 2015年1月 7日 (水) 12:21

紫音さんへ
後ろ姿のうなじが綺麗でしたよ。
利休にたずねよも一人称で書かれていたと思います。一人称の語りが、映画ではどのように描かれているんでしょうね。

投稿: マーチ | 2015年1月 7日 (水) 22:52

この著者の略歴をのぞいてみました。
まだ若いのに亡くなられたのですか?
本は読んだことがないのですが、今年は時代物の小説を読みたいと思っています。
宮部みゆきを読もうと思っていたのですが、この人の作品も面白そうですね。
表紙の絵も大いに興味を引きますねconfident

投稿: 花花 | 2015年1月21日 (水) 21:15

花花さんへ
大河ドラマの原作も書いていただきたかったです。

宮部みゆきさんの現代物はわけがわからないので読まなくなりましたが、時代物は読んでいます。
荒神もよかったですけど、あかんべえが一番好きです。

投稿: マーチ | 2015年1月22日 (木) 13:47

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